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【絵本の作り方】自作絵本の制作日記(絵を描く)

自作絵本の制作の中で、
「絵を描く」 部分について、紹介します。

絵本制作の全体の手順は、
【絵本の作り方】自作絵本の完成までの手順まとめ
にまとめています。



■ 絵を描く
  ■ 原画のサイズを決める
  ■ ラフを描く
  ■ 下絵を描く
  ■ 清書する

■ 原画のサイズを決める

絵本のサイズをもとに、原画のサイズを決めます。

印刷 や 製本の裁断のときに、
切れてしまうことがあるため、
ある程度、余白 をつくります。
「原画のサイズ = 本文のサイズ + 余白」 です。

縦と横それぞれ、「5mmずつ」の余白をつくります。

絵本のサイズが、「150mm * 150mm」 の場合は、
原画のサイズは、「160mm * 310mm」 となります。

※ 絵本のサイズは、表紙のサイズ となることが多いので、
表紙が、本文のサイズよりも大きい場合は、
原画は、本文のサイズをもとに計算します。
絵本_原画サイズ

■ ラフを描く

決まった原画のサイズで、ラフを描いていきます。

ラフでは、綺麗に絵を描くことよりも、

「構図」「文章の配置」

を 意識して描くことが大切です。


・各ページの構図が同じだと、単調になりやすく、
・全面に絵を描いてしまうと、
 文字を入れるスペースが なくなってしまう

ためです。
絵本の作り方_ラフ
「余白」 や 「ページまたがり(絵の中央)」には、
大事な絵を描かない


ことも 重要です。


・余白は切れてしまうことがあり、
・ページまたがり(絵の中央)は、
 製本した際に見づらくなる可能性がある

ためです。
原画の余白について、
イラストツールを使う場合は、
「ガイド」を 使うと便利です。


ぼくが使っている、MediBang Paintでも、
簡単にガイドが 設定できます。


ガイド線は、
印刷 や エクスポート画像には線は入らない
ので、便利です。
Medibang Paint ガイド設定方法

■ 下絵を描く

ラフが描けてたら、
ラフを綺麗にした「下絵」を 描いていきます。

簡単に色もぬっておく と、
より完成のイメージに近づきます。
下絵では、

ページによって、「キャラクタ」 や 「クオリティ」 にばらつきがないか

を 意識することが大切です。


・下絵をもとに、清書をして絵を仕上げていく

ためです。
下絵だけで、簡単に製本して、
仮の絵本をつくる(ダミー本をつくる)
ことも おすすめです。


1枚だけで見ていると、違和感がなくても、
全ページ通してみると や 実際に本のかたちにしてみると
違和感がある部分に 気づくことができるからです。
絵本の作り方_下絵

■ 清書する

下絵が描けてたら、清書をしていきます。


絵本の完成形の絵になるので、再度、

「全体のバランス」「文字の配置」

を 考えながら、絵を完成させていきます。
絵本の作り方_清書

■ おわりに

この記事では、
絵本の作り方の 「絵を描く」 部分
について、紹介しました。


絵は、

「ラフ」 → 「下絵」 → 「清書」

といった形で、描き進めることで、
完成をイメージしやすいと思います。
絵本の作り方_絵を描く
いきなり、1枚の絵を完璧に仕上げるよりも、

簡単でよいので、まずは 全ページの絵を描く

ことを おすすめします。


イラストと違って、1枚の絵で完成ではなく、
全ページの絵がそろって、はじめて絵本が完成します。
全ページ分の絵を描くというのは、
とても大変なことです。

けれど、とても楽しいこと でもあります。


完成をイメージして、ワクワクしながら、
描き進めることができれば、
きっと、いい絵本になると思います!


最後まで、ご覧いただき、ありがとうございます。

以上、「【絵本の作り方】自作絵本の制作日記(絵を描く)」 でした。


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