
色鉛筆は、子どもから大人まで幅広く使われる画材の一つです。
ファーバーカステルは、ドイツの画材・筆記具メーカーで、たくさんの種類の色鉛筆を販売しています。
本記事では、ファーバーカステルの色鉛筆の違いや選び方について紹介します。

ファーバーカステルとは
ファーバーカステル(Faber-Castell) は、1761年にドイツで設立された画材・筆記具メーカーです。
ファーバーカステルの製品
ファーバーカステルでは、主に次のような製品を販売しています。
- 色鉛筆
- クレヨン
- 水彩絵の具
- マーカー
- 鉛筆
- シャープペンシル
- 万年筆
- ボールペン
ファーバーカステルは、たくさん種類の画材や筆記具を販売していますが、
中でも、色鉛筆は有名で種類も豊富です。

パッケージの違い
ファーバーカステルの色鉛筆には、いくつかの種類がありますが、大きく次の3つに分かれています。
- 赤パッケージ
- 青パッケージ
- 緑パッケージ
赤パッケージは、初心者向けの低価格帯の色鉛筆です。
青パッケージは、中級者向けの中価格帯の色鉛筆です。
緑パッケージは、上級者・プロ向けの高価格帯の色鉛筆です。

油性色鉛筆と水彩色鉛筆
色鉛筆には、油性色鉛筆と水彩色鉛筆の2種類があります。
油性色鉛筆 | 水彩色鉛筆 |
---|---|
・水に溶けない ・なめらかで重ね塗りしやすい ・鮮やかでしっかりした発色 | ・水に溶ける ・やや硬めでシャープな描線が可能 ・乾いた状態ではやや淡いが、水を加えると鮮やかになる |
油性色鉛筆と水彩色鉛筆の最も大きな違いは、「水に溶けるかどうか」です。
油性色鉛筆は、水に溶けない一般的な色鉛筆です。製品のパッケージにも、油性とは書かれずに「色鉛筆」と書かれていることが多いです。
水彩色鉛筆は、水に溶けるのが特徴の色鉛筆です。水に溶かすと水彩絵の具で描くような絵を描くことができます。
ファーバーカステルには、油性色鉛筆と水彩色鉛筆の両方があります。

油性色鉛筆
ファーバーカステルの油性色鉛筆は、赤パッケージの初心者向けの油性色鉛筆です。
一般的な12色、24色セット以外にも、36色、48色、60色セットも販売されています。
1本あたりの価格は83円(税込)と、他の種類の色鉛筆と比べて最も価格が安いです。
水彩色鉛筆
ファーバーカステルの水彩色鉛筆は、赤パッケージの初心者向けの水彩色鉛筆です。
一般的な12色、24色セット以外にも、36色、48色、60色セットも販売されています。
1本あたりの価格は110円(税込)と、ファーバーカステルの水彩色鉛筆の中では最も価格が安いです。
ゴールドファーバー (油性色鉛筆)
ゴールドファーバーは、青パッケージの中級者向けの油性色鉛筆です。
1本あたりの価格は209円(税込)と、中間的な価格です。
ゴールドファーバー アクア (水彩色鉛筆)
ゴールドファーバー アクアは、青パッケージの中級者向けの水彩色鉛筆です。
1本あたりの価格は209円(税込)と、中間的な価格です。
ポリクロモス (油性色鉛筆)
ポリクロモスは、緑パッケージの上級者・プロ向けの油性色鉛筆です。
1本あたりの価格は385円(税込)と、ファーバーカステルの色鉛筆の中では最も高価な価格です。
12色、24色、36色といったセット売りだけではなく、1本単位で購入することもできます。
アルブレヒト・デューラー (水彩色鉛筆)
アルブレヒト・デューラーは、緑パッケージの上級者・プロ向けの水彩色鉛筆です。
1本あたりの価格は385円(税込)と、ファーバーカステルの色鉛筆の中では最も高価な価格です。
12色、24色、36色といったセット売りだけではなく、1本単位で購入することもできます。
製品 | パッケージ | 12色セットの価格 | 1本あたりの価格 |
---|---|---|---|
油性色鉛筆 | 赤 (初心者向き) | 990円(税込) | 83円(税込) |
水彩色鉛筆 | 赤 (初心者向き) | 1,320円(税込) | 110円(税込) |
ゴールドファーバー (油性色鉛筆) | 青 (中級者向き) | 2,508円(税込) | 209円(税込) |
ゴールドファーバー アクア (水彩色鉛筆) | 青 (中級者向き) | 2,508円(税込) | 209円(税込) |
ポリクロモス (油性色鉛筆) | 緑 (上級者・プロ向き) | 4,620円(税込) | 385円(税込) |
アルブレヒト・デューラー (水彩色鉛筆) | 緑 (上級者・プロ向き) | 4,620円(税込) | 385円(税込) |
1本あたりの価格は、メーカー希望小売価格をもとに算出した参考価格です。
セット売りの価格を本数で割った価格です。

ポリクロモスとアルブレヒト・デューラーは、1本単位でも購入が可能ですが、それ以外は1本単位での購入は難しいです。
このため、なるべく色数の多いセットがオススメです。
36色、48色、60色あたりが色数も多く使いやすいです。
本記事では、ファーバーカステルの色鉛筆の違いや選び方について紹介しました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
以上、「【もう迷わない】ファーバーカステルの色鉛筆・水彩色鉛筆の違いまとめ」でした。