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【絵本の作り方】誰でも絵本作家になれる?Kindleで絵本を出版する方法まとめ。Kindle版の絵本作成〜KDP登録〜KDPで絵本出版を解説


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「絵本を出版する」と聞くと、難しいイメージがあります。

いつか絵本を出版してみたいけど、自分には難しいとあきらめてしまう人もいます。

絵本を出版したいけど、自分で出版するのは難しいと思っている人におすすめなのが、「Kindleでの絵本の出版」です。

KindleはAmazonが提供する電子書籍のサービスです。
Kindleを使うと、誰でも電子書籍で絵本を出版することができます。

本記事では、「Kindle版の絵本の作成方法」「Kindle Direct Publishing(KDP)の登録方法」「Kindleで絵本を出版する方法」を解説します。

この記事は、こんな人に向けた記事です
  • 自分で絵本を作っている人
  • いつか絵本を出版したいと思っている人
  • 絵本で収益を得たい人

本記事で紹介している手順は、Macでの作業となります。
Windowsの場合は、操作方法が異なる場合があります。



すぐにKindleでの出版手順を確認したい人は、下記のボタンをクリックしてください。

▼ すぐにKindleでの出版手順へ飛ぶ ▼


Kindleで絵本を出版するってどういうこと?

KindleはAmazonが提供する電子書籍のサービスです。

Kindleでは、さまざまな本を電子書籍として読むことができます。
絵本もKindleで電子書籍として読むことができるジャンルの一つです。

Kindleには、誰でも電子書籍を出版することができる「Kindle Direct Publishing(KDP)」というサービスがあります。
KDPを使うことで、Kindle(電子書籍)で絵本を出版することができます。

「絵本を出版する」と聞くと、紙の絵本をイメージする人が多いかと思います。
Kindleで絵本を出版する場合、紙ではなく電子書籍で絵本を出版することになります。

紙の絵本と電子書籍の絵本の違いは、次のとおりです。

紙の絵本 電子書籍の絵本
  • 実物がある
  • 本をめくって読む
  • 本がある場所でしか読めない
  • 電子データで実物はない
  • スマホやタブレットで読む
  • スマホやタブレットがあれば、どこでも読める


Kindleで絵本を出版するメリット


「絵本を出版するなら紙の絵本の方がいい」という人もいるかもしれませんが、Kindle(電子書籍)での絵本出版には、いくつかのメリットがあります。

Kindleで絵本を出版するメリット
  • 誰でも気軽に絵本が出版できる
  • 出版するのに費用がかからない
  • 絵本で収入を得ることができる

誰でも気軽に絵本が出版できる

Kindle(KDP)では、「Amazonアカウント」と「Kindle Direct Publishing(KDP)の登録」があれば、誰でも絵本を出版することができます。

紙の絵本の場合は、出版社を通して出版する場合が多いです。

出版社を通して出版するためには、「コンテストで入賞する」、「出版社に持ち込んで気に入ってもらう」など、ハードルが高いです。

Kindleでは、誰でも気軽に絵本を出版できて、誰でも絵本作家になることができます。

出版するのに費用がかからない

出版者を通して絵本を出版するのはハードルが高いです。
出版社を通さずに出版する方法に、自費出版があります。

自費出版の場合は、本を作ったり、出版したりするに費用がかかります。

また、自分で印刷・製本して絵本を作ることも可能ですが、絵本を作るためには「紙代」や「印刷代」などの費用ってしまいます。
1冊つくるのに、思った以上に費用がかかることもあります。

Kindleでは、電子書籍で絵本を出版するため、紙代や印刷代などの費用がかかりません。
費用かけずに、多くの人に作った絵本を読んでもらうことができます。

絵本で収入を得ることができる

Kindleでは、出版した絵本を販売することができます。

販売価格もある程度自由に設定が可能です。
実際に絵本が売れた場合には、金額に応じて収入を得ることができます。

作った絵本を読んでもらえて、さらに収入も得ることができるので、絵本制作のモチベーションアップにもつながります。



Kindleで絵本を出版するまでの流れ


Kindleで絵本を出版するまでの流れは次のとおりです。


以降で、各STEPの詳細を説明します。

STEP1: 絵本を作る


Kindleで出版するための最初のステップは、出版するための絵本を作ることです。

まだ絵本を作ったことがないという場合は、絵本を作るところからはじめます。
下記の記事で、自作絵本の作り方についてまとめています。

【趣味で絵本作り】自作絵本の作り方まとめ~手作りの絵本を作る手順を紹介~


絵本が完成した後や、すでに作った絵本があるという場合は、作った絵本をデジタルデータとして取り込みます。
下記の記事で、デジタルデータに変換する方法についてまとめています。

【パソコンで編集するために必要】紙に描いた絵をデジタルデータに変換する方法


絵本を作ってデジタルデータとして取り込むことができたら、次のステップに進みます。


STEP2: Kindle Comic CreatorでKindle版の絵本を作る


絵本が完成したら、Kindle版の絵本を作っていきます。

Kindle版の絵本の作成には、「Kindle Comic Creator」というツールを使います。
Kindle Comic Creatorは、Kindle版の本を作成できるツールです。
マンガの作成に使うことが多いツールですが、絵本の作成にも使うことができます。

Kindle Comic Creatorを使うことで、Kindleで出版可能なmobi形式のデータを作成することができます。また、Kindle Comic Creatorは無料で利用することができます。

Kindle Comic Creatorをインストールする

Kindle Comic Creatorは、Kindle Direct Publishing(KDP)のページからダウンロードできます。

Kindle Comic Creatorのダウンロードページを開く


利用しているパソコンが、WindowsかMacかでダウンロードするファイルが異なるため、利用しているパソコンにあったファイルをダウンロードします。

詳しいインストールの手順は、下記の記事で紹介しています。


インストールが完了すると、Kindle Comic Creatorが使えるようになります。


Kindle Kids Book Creatorではだめなの?

Kindleで絵本を出版する方法を検索すると、「Kindle Kids Book Creator」というツールがヒットします。

Amazonの公式ページでは、子供向け絵本を作成するツールは「Kindle Kids Book Creator」となっていますが、「Kindle Kids Book Creator」は日本語に対応していません。

実際に「Kindle Kids Book Creator」をインストールしようとしても、言語を選択するところで日本語が選べないようになっています。

このため、日本語の絵本をKindleで出版する場合には、「Kindle Kids Book Creator」ではなく「Kindle Comic Creator」を使う必要があります。


Kindle Comic CreatorでKindle版の絵本を作る手順

インストールが完了したら、Kindle Comic Creatorを使ってKindle版の絵本を作っていきます。

Kindle Comic Creatorを開く

アイコンをダブルクリックして、Kindle Comic Creatorを開きます。

Kindle Comic Creatorを開くと下記の画面が表示されるので、「新しい本を作成」をクリックします。

Kindle本の情報を設定する

新しい本の情報を設定していきます。

下記の通り設定を行います。

「本のページ進行方向(右開き/左開き)?」「本のページサイズ(画像の解像度)?」については、作成した絵本にあわせて変更してください。

設定が完了したら、「続ける」ボタンをクリックします。

設定内容設定値必須/任意
本の言語を選んでください。日本語必須
Kindle パネルビューを作成しますか?いいえ(推奨)必須
本の組方向(縦組/横組)?アンロック必須
本のページ進行方向(右開き/左開き)?左から右へ / 右から左へ
※ 作成した絵本にあわせて設定
※ 左から右への場合が多い
必須
本のページサイズ(画像の解像度)?作成した絵本のサイズ必須




次に、タイトル等のメタデータを設定していきます。

「タイトル」「著者」は作成した絵本の情報を入力します。
「出版社」は、個人での出版の場合は不要なので、ここでは空白にしています。
「カバー画像」は、絵本の表紙の画像データを設定します。
「新しい本の保存先」は、どの場所を指定しても問題ありません。ただし、空のフォルダを設定する必要があります。

設定が完了したら、「ページの追加を開始」をクリックします。

設定内容設定値必須/任意
タイトル絵本のタイトル必須
著者絵本の著者名必須
出版社
※ 個人での出版の場合不要
任意
カバー画像表紙の画像のパスを設定必須
新しい本をどこに保存しますか?Kindle本のデータを保存するパスを設定
※ 空のフォルダを設定
必須




「ページの追加を開始」をクリックすると、下記のような警告メッセージが表示される場合があります。

表示された場合は、「OK」をクリックします。

絵本のデータを追加する

新しい本の設定が完了すると、Kindle Comic Creatorの編集画面が開きます。

最初は、真っ白な画面です。

ここに、作成した絵本のデータを追加していきます。



左上の「ページを追加」をクリックします。



作成した絵本のデータの中で、表紙以外のデータを順番に選択します。

1ページずつ追加していくこともできますが、時間がかかるので、まとめて選択して追加するのがおすすめです。

データを選択したら、「Open」ボタンをクリックします。



ページの追加がが完了すると、「ページのインポートに成功しました!」というメッセージが表示されるので、「OK」ボタンをクリックします。



Kindle Comic Creatorの編集画面の左側に、絵本のデータが追加されました。

実際にKindleでどのように見えるかを確認することができます。

データを書き出す

データを書き出して、Kindle版の絵本を作成します。

上部の「ファイル」タブの中の「KF8ブックとしてエクスポート」をクリックします。



ファイルの「保存場所」「名前」を設定します。

ファイルの名前はどんな名前でも大丈夫です。ただし、末尾に「.mobi」をつける必要があります。

「.mobi」はKindle版の本の拡張子で、この拡張子がないと作成したファイルがKindle版の本と認識することができません。

保存場所と名前を設定したら、「Save」ボタンをクリックします。



データの書き出しが完了したら、ファイルが作成されます。

これで、Kindle版の絵本を作成することができました。


STEP3: Kindle Previewer 3でKindle版の絵本を確認する


Kindle版の絵本が問題なく表示できるかを確認するために、「Kindle Previewer 3」というツールを使います。

Kindle Previewer 3は、Kindle版の本が想定どおり表示されるかなどを確認することができます。
Kindle Comic Creator同様に、無料で利用できます。

出版前の確認は必須ではありませんが、「出版後に思っていた見え方と違う」ということがないように、事前に確認することがおすすめです。

Kindle Previewer 3をインストールする

Kindle Comic Creatorは、Kindle Direct Publishing(KDP)のページからダウンロードできます。

Kindle Previewer 3のダウンロードページを開く


詳しいインストールの手順は、下記の記事で紹介しています。


Kindle Previewer 3でKindle本を確認する手順

インストールが完了したら、Kindle Previewer 3でKindle版の絵本の確認を行います。

Kindle Comic Creatorで作成・書き出ししたファイルを右クリックして、「このアプリケーションで開く」の選択肢の中の「Kindle Previewer 3」をクリックします。



Kindle Previewer 3が起動して、絵本が表示されます。

想定通り絵本が作成できているかを確認します。

想定通り表示されていて問題ない場合は、Kindle Previewer 3を閉じます。



STEP4: Kindle Direct Publishing(KDP)に登録する


Kindleで本を出版するためには、「Kindle Direct Publishing(KDP)」というサービスに登録が必要です。

KDPの登録には、Amazonのアカウントが必要となります。
もし、Amazonのアカウントを持っていない場合は、KDPの登録前にアカウント登録しておくことをおすすめします。

ここからは、Amazonのアカウントを持っている前提で、KDPの登録手順を説明していきます。

Kindle Direct Publishing(KDP)に登録する手順

Kindle Direct Publishing(KDP)のページを表示する

ブラウザで「Kindle 絵本出版」と調べると、「絵本・児童書をKDPで出版するには」というページを見つけることができます。

これは、KDPのページの一部です。

「絵本・児童書をKDPで出版するには」を開いて、「出版」の中の「サインイン」ボタンをクリックします。

「絵本・児童書をKDPで出版するには」を開く




「サインイン」ボタンをクリックすると、Amazonアカウントへのサインインを求められます。
「ID」「パスワード」を入力して、サインインします。



KDPの規約が表示されるので、内容を確認して問題なければ「同意する」をクリックします。

出版に必要な情報を登録する

サインインが完了すると、KDPのマイページが開きます。

KDPで出版するための情報が不足している場合、ページの上部に「アカウント情報が不完全です。」と表示されます。
この場合、情報の登録が必要となるため、「今すぐ更新」をクリックします。



マイアカウントの情報登録ページが表示されるので、順番に情報を登録していきます。

出版に必要な情報を登録する(著者/出版社情報)

まずは、「著者/出版社情報」の登録です。

ここでは、以下の項目を入力する必要があります。

登録内容登録値必須/任意
事業の種類個人 / 会社必須
生年月日登録者の生年月日必須
日本必須
正式名称個人名 / 出版社名
個人の場合は、氏名のフルネーム
必須
郵便番号登録者の住所の郵便番号必須
都道府県登録者の住所の都道府県必須
市区町村登録者の住所の市区町村必須
住所1登録者の住所の詳細必須
住所2登録者の住所の詳細任意
電話番号登録者の電話番号必須


出版に必要な情報を登録する(支払いの受け取り方法)

次に「支払いの受け取り方法」を設定します。

本が売れた場合に支払いを受け取る銀行口座を設定します。
入力が完了したら「追加」ボタンをクリックします。



銀行口座を設定して追加ボタンを押した後に、「現在、一部のAmazonマーケットプレイスでの売上に対する支払いを受け取ることができません。」という警告メッセージが表示されることがあります。

これは、日本の銀行への振り込みに対応していない国がある場合に表示されるメッセージです。

このメッセージが表示された場合は、「別の銀行口座はありません」をクリックすることで、登録を進めることができます。

銀行口座での支払いができない場合は、小切手での支払いになります。
下記の例でエラーが出ているのは、「Amazon. com. br(ブラジル)」と「Amazon. com. mx(メキシコ)」です。

多くの人が日本での販売がメインだと思うので、「別の銀行口座はありません」をクリックしても影響は少ないかと思います。


出版に必要な情報を登録する(税に関する情報)

支払い方法の設定が完了したら、「税に関する情報」を登録していきます。

KDPの登録で最もハードルが高いのが、この「税に関する情報」かと思います。
できるかぎり分かりやすく解説していきたいと思います。

まず「税に関する情報を登録する」をクリックします。



クリックした際に、「変更が保存されていません」というメッセージが表示される場合があります。

このメッセージが表示された場合は、「保存して続行」をクリックしてください。



「税務情報に関するインタビュー」「あなたについて」に回答していきます。

日本国籍、かつ個人で絵本を出版したいと思っている人の場合、多くの方が下記の回答になるかと思います。
※ 下記はあくまで参考情報です。人によって内容は異なるため、あてはまる方を選択してください。

登録内容登録値必須/任意
貴社/あなたの納税区分は何ですか?個人必須
あなたは米国市民、米国永住者(グリーンカード所有者)
あるいはその他の米国に居住する外国人ですか?
いいえ必須
あなたは仲介代理人、または別人の代わりに支払いを受け取る代理人、
あるいは橋渡しするだけですか?
いいえ必須
言語を選択Japanese必須




次に、「税務上の身元情報」を登録していきます。

「フルネーム」「住所」は登録者の情報を入力していきます。
漢字やひらがな等の全角文字は入力できないので、ローマ字や半角英数字で入力する必要があります。

「TIN」の質問に回答していきます。
日本国籍の方の場合は、TINは持っていない人がほとんどかと思います。その場合は、TINを持っていないと回答します。

「TINにマイナンバーを利用できるのでは?」と思うかもしれませんが、KDPのサイトにも記載のとおり、日本のマイナンバーは利用することができません。

日本のマイナンバーは、米国の税務申告には使用できないため、税務情報に関するインタビューでは使用できません。その場合は、税務情報に関するインタビューで TIN を持っていないと回答するか、米国の Individual Tax Identification Number (ITIN) を申請して、その ITIN を入力します。 

※ 「https://kdp.amazon.co.jp/ja_JP/help/topic/G200641090」から引用


入力がが完了したら、「続ける」ボタンをクリックします。

登録内容登録値必須/任意
フルネーム登録者の氏名(ローマ字)必須
国籍を有する国日本必須
現住所登録者の現住所(半角英数字)必須
郵送先の住所本籍地の住所と同じ必須
私は米国以外のTINを持っていますチェックなし必須
私は米国のTINを持っていますチェックなし必須
なぜ、TINを指定できないのですか?私が税金支払い義務のある国では、居住者にTINを発行していません。必須




最後に「署名」を行います。

内容を確認して問題なければ、チェックボックスにチェックした上で、署名欄に氏名を入力します。
ここでも、全角文字は入力できないため、ローマ字で入力します。

入力が完了したら「保存してプレビュー」ボタンをクリックします。



プレビューされた内容を確認して、入力内容に間違いがないのを確認したら、「フォームを送信」ボタンをクリックします。



問題なく送信が完了したら、「検証済み」というメッセージが表示されます。

「インタビューを終了」ボタンをクリックしたら、税務情報に関するインタビューは完了です。



これで、KDPの登録が完了です。

アカウント情報にも入力した情報が反映されます。



STEP5: Kindle Direct Publishing(KDP)で絵本を出版する


Kindle Direct Publishingで絵本を出版する

KDPの登録が完了したら、いよいよKDPで絵本を出版します。

タイトルの新規作成

「絵本・児童書をKDPで出版するには」「サインイン」ボタンをクリックして、KDPのマイページを表示します。



マイページの中の、「タイトルの新規作成」から「電子書籍または有料マンガ」をクリックします。

絵本の情報を入力(Kindle 本の詳細)

まずは出版する絵本の情報を入力していきます。

少し項目が多いですが、順番に入力していきます。

下記では、実際に入力した場合の例を紹介します。
※ 下記の情報は参考情報です。作成した絵本にあわせて設定ください。

入力が完了したら、「保存して続行」ボタンをクリックします。

カテゴリ登録内容登録値必須/任意
言語言語日本語必須
本のタイトル本のタイトルペンギンとバケツ必須
タイトルのフリガナペンギントバケツ必須
ローマ字PENGIN TO BAKETSU必須
サブタイトル任意
サブタイトルのフリガナ任意
サブタイトルのローマ字
レーベル任意
レーベルのフリガナ任意
レーベル(ローマ字)任意
シリーズシリーズのタイトル任意
シリーズ タイトルのフリガナ任意
シリーズ名(ローマ字)任意
任意
著者著者名著者名必須
著者名のフリガナフリガナ必須
著者名のローマ字ローマ字必須
著者等複数人著者がいる場合の著者情報任意
内容紹介本の内容絵本の内容必須
出版に関して必要な権利私は著作権者であり、出版に関して必要な権利を保有しています。必須
キーワード本を説明するキーワード絵本、ペンギン、バケツ必須
カテゴリー本のカテゴリ児童向けフィクション > 絵本必須
年齢と学年の範囲成人向けコンテンツ
(18歳未満には不適切な内容が含まれている)
いいえ必須
絵本・児童書の年齢範囲任意
米国での学年範囲任意
本の発売オプション本の発売オプション本の発売準備ができました必須


絵本の情報を入力(Kindle 本のコンテンツ)

本の詳細の設定が終わったら、本のコンテンツを設定していきます。

「このKindle電子書籍にデジタル著作権管理(DRM)を追加します。」にチェックを入れます。
このチェックは必須ではないですが、チェックしておくのがおすすめです。

次に、「ページを読む方向」を設定します。
絵本の場合は、「左から右(横書き)」が多いかと思いますが、作成した絵本にあわせて設定します。

ページを読む方向を設定できたら、「電子書籍の原稿をアップロード」をクリックします。
Kindle Comic Creatorで作成したKindle版の絵本(「mobi」形式のファイル)をアップロードします。

正常にアップロードできると、アップロード完了と文書校正完了のメッセージが表示されます。



「参照」ボタンをクリックして、本の表紙をアップロードします。
表紙のデータは、1,000 × 625ピクセル以上にする必要があるので注意が必要です。

アップロードが完了すると、アップロードが成功したメッセージが表示されます。



アップロードしたファイルが問題なく閲覧できるか確認します。

mobiファイルのアップロードが完了すると、「プレビューアーを起動」ボタンを押すことができるようになります。
「プレビューアーを起動」ボタンを押して、想定通り表示されるか確認します。




ISBNを設定します。
ISBNがある場合は登録できますが、ない場合は登録不要です。
ない場合の方が多いかと思いますので、こちらは空白のままで問題ありません。

本のコンテンツの設定が完了したら、「保存して続行」ボタンをクリックします。

絵本の情報を入力(Kindle 本の価格設定)

最後に、本の価格設定を設定していきます。
出版まであと少しです。

KDPセレクトへの登録を設定します。

KDPセレクトに登録すると、登録した本は自動的にKindle Unlimitedに登録されます。
メリット、デメリットどちらもあるので、確認した上で設定します。

個人的には、読んでもらえる機会が多くなるので、KDPセレクトに登録する方がおすすめです。

KDPセレクトに登録するメリット KDPセレクトに登録するデメリット
  • 印税率が売り上げの70%になる
  • Kindle Unlimitedの読み放題対象となり、読んでもらえる機会が増える
  • 読まれたページ数からも印税がもらえる
  • 無料キャンペーンを利用できる
  • Kindle Unlimitedの読み放題対象となるため、購入されない場合もある
  • 90日間はAmazonへの独占販売になる
  • 価格は250〜1,250円の間で設定する必要がある※印税率を70%にしたい場合


Kindle Unlimitedがどんなサービスなのか知りたい場合は、下記の記事で紹介しているので参考にしてみてください。

【便利ツール】スキマ時間に本を読もう!本が読み放題「Kindle Unlimited」の紹介


次に、出版地域を選択します。
特別理由がない場合は、「すべての地域」がおすすめです。

主なマーケットプレイスは、日本での販売がメインのため、「Amazon.co.jp」を選択します。



価格は、出版者が設定金額の範囲内で自由に決めることができます。
ただし、ロイヤリティの設定によって設定可能な金額が異なります。

ロイヤリティ70%に設定したいのであれば、250円〜1,250円の範囲内である必要があります。

日本円を設定すると、他の国の通貨は自動的に計算してくれます。
下記は、300円を設定した場合の例です。



本の価格設定が完了したら、「Kindle 本を出版」ボタンをクリックします。

Kindleで絵本を出版

無事にKindleで絵本を出版できました!



購入可能になるまでは少し時間がかかるため、出版してすぐはAmazonで検索してもヒットしません。
マイページで確認すると、「出版準備中」というステータスになっています。



販売が開始されると、登録しているメールアドレスにメールが届きます。
今回は登録から2、3時間後くらいでメールが届きました。



メール受信後にもう一度マイページを確認すると、ステータスが「出版準備中」から「販売中」に変わっていました。



AmazonのKindleストアで検索してみると検索でき、Amazonで販売開始されたことも確認できました。




Kindle Unlimited

KDPセレクトに本を登録するを選択すると、Kindle Unlimitedにも自動的に登録されます。

Kindle Unlimitedは、月学制の読み放題サービスです。

下記の記事で、Kindle Unlimitedで読めるおすすめの絵本を紹介しています。
すでに、Kindleで出版されている絵本を読むのも、絵本作りの参考になるかもしれません。

\ 30日間無料で使える /

Kindle Unlimitedを使ってみる




まとめ

本記事では、「Kindle版絵本の作成方法」「Kindle Direct Publishing(KDP)の登録方法」「KDPで絵本を出版する方法」を解説しました。

絵本を出版するというのは、夢があることです。
紙の出版も目指しつつ、電子書籍として絵本を出版してみるのも、絵本作家になる道のひとつかと思います。
今回の記事が、「絵本を出版したい人」、「絵本作家になりたい人」の参考になればうれしいです。


最後まで、お読みいただきありがとうございました。

以上、「【絵本の作り方】誰でも絵本作家になれる?Kindleで絵本を出版する方法まとめ。Kindle版の絵本作成〜KDP登録〜KDPで絵本出版を解説」でした。

                                                                   

7 COMMENTS

あかばね

kindleで絵本の出版方法がわからず困っていたところ、こちらの記事にたどり着きました。
記事通りに進めたところ無事に出版でき、感動しております!
本当にありがとうございました!

返信する
川崎さをり

Kindleでの出版方法の参考になりました!ありがとうございました!

ところで販売まではできたのですが,「無料で読む」を消す方法がわからず困っているのですが,何か方法はありますでしょうか?

返信する
ひーくん

記事を読んでいただき、ありがとうございます。

「無料で読む」を消したいのであれば、「KDPセレクトに本を登録する」にチェックを入れずに出版する必要があります。

「KDPセレクトに本を登録する」にチェックを入れて出版すると、自動的に、「Kindle Unlimited」の対象本になります。
Kindle Unlimitedでは、会員は無料で読めるため、「無料で読む」が表示されます。

「KDPセレクトに本を登録する」にチェックを入れない場合は、「Kindle Unlimited」の対象本にはならないため、「無料で読む」が表示されないかと思いますが、
ロイヤリティなどが変わってくるので、注意が必要です。

返信する
だい

細かい内容までありがとうございます!
絵本登録して、.mobiファイルで保存しようとしても出来ないのですが何か必要な作業などありますか?

返信する
ひーくん

記事閲覧いただき、ありがとうございます。

エラーメッセージ等は表示されてますでしょうか。

mobi形式にエクスポートする際ですが、ファイル名の末尾に「.mobi」を入力する必要があります。

返信する
ぷりん

ありがとうございます、ためしてみのうとおもいます。
この方法で、Amazonキッズでよめる本に登録されるのかどうか知りたいのですが。

返信する
ひーくん

記事閲覧いただき、ありがとうございます。

調べてみましたが、本記事で紹介している方法は、KindleもしくはKindle Unlimitedの対象本として出版する方法なので、
Amazonキッズで読める本には登録されないみたいです。

返信する

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