絵本の製本を行う際にオススメなのが、「製本サービス」です。
ただし、製本サービスを利用してたくさん製本しようと思うと、ある程度まとまった費用が必要になります。
絵本を作りたいけれど、費用が課題という人には、「クラウドファンディング」が一つの選択肢です。
本記事では「Publish」というサービスについて紹介します。
Publishは、クラウドファンディングを通じて本を出版したい人向けのサービスです。
本記事では、Publishの使い方やPublishの注意点などを解説します。
絵本を作る手順
絵本を作るには、お話を考える、お話を文章にする、絵を描く、文章と絵を組み合わせるといった作業が必要です。
また、文章を作ったりや絵を描いたりする作業以外に必要なのが、「製本する」作業です。
できあがった絵本を製本することで、より完成度を上げることができます。
- お話を考える
- お話を文章にする
- 絵を描く
- 文章と絵を組み合わせる
- 製本する
【趣味で絵本作り】自作絵本の作り方まとめ~手作りの絵本を作る手順を紹介~
絵本の製本
絵本を製本をするには、「印刷する」、「印刷した紙をカットする」、「糊付けする」、「表紙を作る」といった作業が必要です。
- 印刷する
- 印刷した紙をカットする
- 糊付けする
- 表紙を作る
これらの作業は意外と大変です。
なんとか1冊は作れたとしても、何冊も作るのは難しい場合が多いです。
そこで、オススメなのが絵本の製本をしてくれる「製本サービス」です。
製本サービスを利用することで、自分で作るよりもキレイに、かつラクに絵本を製本することができます。
製本サービスを利用する場合の問題点
製本サービスを使うとラクに絵本を製本することができますが、たくさん製本する場合は、ある程度まとまった費用が必要になります。
絵本を作りたい人の中には、絵本を製本したいけれど、まとまったお金を用意するのが難しいという人もいるかと思います。
絵本を作りたいけれど、費用が課題という人には、「クラウドファンディング」が一つの選択肢です。
本記事では「Publish」というサービスについて紹介します。
Publishとは
「Publish」は、クラウドファンディングを通じて本を出版したい人向けのサービスです。
「Publish」を利用して、クラウドファンディングを行うことで、出版にかかる費用を支援してもらうことができます。
Publishの機能
「Publish」には主に2つの機能があります。
- 出版企画
- クラウドファンディング
出版企画
出版企画の機能は、出版の企画を公開することで、読者の反応を確かめることができる機能です。
支援者は募集せずに、「いいね」や「コメント」などをもらうことができます。
クラウドファンディング
クラウドファンディングの機能は、本の企画を掲載し、支援者を募集する機能です。
一般的なクラウドファンディングと同じように、目標額やリターンを設定して、支援者を募集します。
Publishの場合は、出版に特化しているのが特徴です。
Publishのメリット・デメリット
メリット
Publishのメリットは、次の3つです。
- 出版費用の負担を軽減できる
- ファンを増やせる
- 出版の相談ができる
Publishを利用してクラウドファンディングを行うことで、出版にかかる費用負担を軽減することができます。
また、支援を通じてファンを増やすことができます。
さらに、「Publishの使い方がわからない」、「どんなプロジェクトを立ち上げたら良いか迷っている」といった場合には、無料で相談を行うこともできます。
デメリット
- 成立の際は手数料が必要
- プロジェクトが成立しない可能性がある
- 支援者に対するリターンの準備が必要
Publishでプロジェクトが成立した場合には、プラットフォーム利用料がかかるため、すべての支援金を受け取れるわけではありません。
Publishでクラウドファンディングを行う際は、支援金額に達しない場合は、プロジェクトは不成立になってしまいます。がんばってプロジェクトを作成しても、支援金を集められない場合もあります。
ただし、プロジェクトが不成立の場合には費用がかからないため、この点では安心して利用することができます。
また、クラウドファンディングを行う際には、支援者に対するリターンの準備が必要です。
はじめて、Publishを利用する場合は、どのようなリターンを設定したら良いかなど、わからないことも多いです。
そのような場合には、無料で相談が可能です。
Publishの費用
Publishでは、初期費用や月額利用料はかかりません。
代わりに、プロジェクトが成立した際に、下記の費用が発生します。
- プラットフォーム利用料
支援金・購入金の15%
例) 100 万円の目標金額のプロジェクトが成立した場合、決済手数料とプラットフォーム利用料として 15 万円 がかかり、プロジェクト実施者の受取金額は 85 万円 - 振込手数料
1回の振込で250円
プロジェクト掲載に費用がかからないことに加えて、支援金が目標金額まで集まらず不成立となった場合にも費用が発生しないのは、Publishの使いやすいところです。
Publishの使い方として、次の2つを紹介します。
- ユーザ登録
- プロジェクト作成
Publishのユーザー登録
Publishを利用するためにはユーザー登録が必要です。
ユーザー登録を行うために、公式サイトを開きます
\ 無料で登録できる /
右上の「新規登録」をクリックします。
Publishの利用登録画面が表示されるので、メールアドレスとパスワードを入力して、「メールアドレスで登録」ボタンをクリックします。
メールアドレスの確認画面が表示されるので、メールアドレスに間違いがないことを確認して、「確認メールを送信」ボタンをクリックします。
メール送信完了のメッセージが表示されるので、メールを確認します。
受信したメール内のリンクをクリックします。
メールアドレスの確認済みのメッセージが表示されるので、「続行」ボタンをクリックします。
利用確認の完了画面が表示されるので、下にスクロールします。
「トップページへ」ボタンをクリックします。
Publishのトップページが表示されます。
以上で、Publishのユーザ登録が完了です。
Publishのプロジェクト作成
Publishで、クラウドファンディングや出版企画を行うためには、プロジェクトの作成が必要です。
プロジェクトを作成するためには、トップページの右上の「プロジェクトを作成」ボタンをクリックします。
次に、「出版企画を作成」ボタンをクリックします。
プロジェクトの編集画面が表示されるため、必要な情報を入力します。
出版企画の場合
出版企画の場合、プロジェクト作成に必要な項目は、次の7つです。
No | 項目 | 説明 | 必須 / 任意 |
---|---|---|---|
1 | プロジェクトのタイトル | 出版したい書籍の構想や想いについて、36文字以内で記載 | 必須 |
2 | プロジェクトのイメージ画像 | プロジェクトのイメージ画像を設定 | 任意 |
3 | 書籍の仮タイトル | 執筆・出版しようとしている書籍のタイトル案を、30文字以内で記載 | 必須 |
4 | 書籍の概要案 | 執筆・出版しようとしている書籍の概要案を、300文字以内で記載 | 必須 |
5 | 書籍の目次案 | 執筆・出版しようとしている書籍の目次案を入力 | 必須 |
6 | プロジェクトの内容 | 書籍の構想や想いについて入力 | 任意 |
7 | 出版社募集 | 出版社募集有無をチェック | 任意 |
必要な情報の入力が完了したら、右上の「掲載」ボタンをクリックすると、掲載の申請を行うことができます。
クラウドファンディングの場合
右上のクラウドファンディングを行うを有効にすることで、クラウドファンディングとして掲載申請することができます。
クラウドファンディングの場合、プロジェクト作成に必要な項目は、次の10つです。
出版企画の場合に加えて、「目標金額」、「支援価格とリターンの設定」、「クラウドファンディング実施にあたっての確認・同意事項」の設定が必要です。
No | 項目 | 説明 | 必須 / 任意 |
---|---|---|---|
1 | プロジェクトのタイトル | 出版したい書籍の構想や想いについて、36文字以内で記載 | 必須 |
2 | プロジェクトのイメージ画像 | プロジェクトのイメージ画像を設定 | 任意 |
3 | 書籍の仮タイトル | 執筆・出版しようとしている書籍のタイトル案を、30文字以内で記載 | 必須 |
4 | 書籍の概要案 | 執筆・出版しようとしている書籍の概要案を、300文字以内で記載 | 必須 |
5 | 書籍の目次案 | 執筆・出版しようとしている書籍の目次案を入力 | 必須 |
6 | プロジェクトの内容 | 書籍の構想や想いについて入力 | 任意 |
7 | 出版社募集 | 出版社募集有無をチェック | 任意 |
8 | 目標金額 | 出版に必要な金額を10万円〜1000万円の範囲で設定 | 必須 |
9 | 支援価格とリターンの設定 | 価格とリターンを設定(シルバー、ゴールド、プラチナ) | 必須 |
10 | クラウドファンディング実施にあたっての 確認・同意事項 | 確認事項にチェック | 必須 |
必要な情報の入力が完了したら、右上の「掲載の申請」ボタンをクリックすると、掲載の申請を行うことができます。
「Publishの使い方がわからない」、「どんなプロジェクトを立ち上げたら良いか迷っている」といった場合には、無料で相談を行うことができます。
特に、クラウドファンディングを行う際は、「目標金額をどのように設定したら良いか」や「リターンをどのように設定したら良いか」などわからないことも多いため、相談してみるのがオススメです。
無料相談の申し込みを行うために、Publishの公式サイトを開きます。
Publishのサイト内の、「無料相談はこちら」ボタンをクリックします。
無料相談の申し込み画面が開くので、必要な情報を入力します。
入力が完了したら、右下の「確認」ボタンをクリックします。
申し込み内容を確認して、問題がなければ、右下の「送信ボタン」をクリックします。
以上で、Publishの無料相談の申し込みが完了です。
Publishのを利用する際には、いくつか注意点があります。
- プロジェクト掲載には本人確認が必要
- プロジェクトに審査がある
- リターンの内容と価格の変更ができない
- 決済方法がクレジットカードのみ
- パソコンでの利用が推奨
プロジェクト掲載には本人確認が必要
プロジェクト掲載には、本人確認が必要です。
運転免許証やマイナンバーカードなどで、本人確認が可能です。
プロジェクトに審査がある
プロジェクトに審査があるため、登録後すぐに掲載されるわけではありません。
審査の目安は、最短即日~ 3 営業日です。ただし、内容によってはそれ以上に時間がかかる場合があります。
審査の詳細については、Publish公式サイトの執筆ガイドライン・審査基準で確認できます。
リターンの内容と価格の変更ができない
プロジェクト掲載後に、リターンの内容や価格を変更することは原則できません。
このため、申請前に、リターンの内容や価格が適切かどうかしっかりと確認するのがオススメです。
決済方法がクレジットカードのみ
Publishの決済方法は、クレジットカード決済(VISA, MasterCard)のみです。
パソコンでの利用が推奨
Publishでプロジェクトを作成する際、スマートフォンでは一部機能が正常に動作しないため、パソコンでの作成を推奨です。
上記に記載した内容以外にも不明点がある場合は、Publish公式サイトのFAQで確認できます。
本記事では、Publishの使い方やPublishの注意点などを解説しました。
最後まで、お読みいただきありがとうございました。
以上、「【クラウドファンディングで絵本出版】出版支援プラットフォーム「Publish」の紹介」でした。